ステップ3.B テストの暗号化メールを送信
電子メールのプログラムでedward-ja@fsf.orgに宛てたメールを新規作成してください。件名を「暗号化テスト」とか、そんなものにして、メールの本文にも何か適当な内容を書きます。まだ送信しないでください。
新規作成ウィンドウの左上の鍵のアイコンは黄色になっているはずです。この状態で暗号化はオンです。新規作成するとデフォルトで暗号化がオンとなるように設定されています。
鍵アイコンのとなりに鉛筆アイコンがあります。これはちょっとあとで説明します。
ここで「送信」をクリックしてみてください。すると「Enigmail鍵の選択 鍵が無効、信用していない、もしくは見つからない受取人」というポップアップが開きます。
Edwardへのメールを暗号化するためにはEdwardの公開鍵が必要だったのです。ではEnigmailを使って公開鍵をダウンロードしましょう。「持っていない鍵のダウンロード」をクリックするとポップアップが開きますので、デフォルトで表示される鍵サーバーにしたまま検索してください。鍵が表示されたら、最初の鍵(鍵IDの先頭がC)にチェックを付けて、OKを選択します。次のポップアップもOKをクリックしてください。
先ほどの「Enigmail鍵の選択 鍵が無効、信用していない、もしくは見つからない受取人」というポップアップに戻ってきたはずです。そこでEdwardの鍵の隣のボックスにチェックマークをつけてから、「送信」をクリックします。
Edwardにメールを送る時にEdwardの公開鍵を使用したので、解読にはEdwardの秘密鍵が必要です。Edwardの秘密鍵はEdwardにしかありませんので、Edwardの他は誰もそのメールを解読できません。
トラブル・シューティング
- EnigmailでEdwardの公開鍵が見つかりません
- 「送信」をクリックした後で表示されたポップアップを全部閉じてください。インターネットに接続していることを再確認して、もう一回試してください。それでもだめだったら、別の鍵サーバーを選んでダウンロードしてみてください。
- 送信済みトレイのメールは暗号化されていない
- 誰かに宛てた暗号化メールは送信者のあなたでさえ解読できないのですが、メールソフトはそのメールのコピーをあなたの公開鍵で暗号化して送信済みトレイに自動的に保存しています。これをあなたは普通に読むことができるのです。暗号化せずに送ってしまったわけではありません。
- もっと知りたい
- このガイドでうまくいかないことや、もっと詳しく知りたいときは、EnigmailのWikiで「メールの暗号化」(英語)を調べてみてください。
- 問題が解決しませんでしたか?
- フィードバックのページで知らせてください。
応用編
- コマンドを使ってメールを暗号化する
- メールをコマンドで暗号化したり解読したりできます。GnuPGのドキュメントでcommand line(英語)を参照してください。--armor オプションを使うと暗号化したメールが普段の文字コードで出力されます。